願わくば、痛くない注射を打てる看護師で

医療に携わる友人の話。看護師を目指し、専門学校に通う彼女はいつも忙しいらしい。あまり一緒に遊ぶ機会はなかったのだが、将来必ず看護師になると高校生の時に息巻いていた。期末試験の前の週になると、勉強を教えていたのが懐かしく思う。なぜ看護師なのか訪ねたことがあった。理由は「母が看護師だから」その背中を見て育ち、目指そうと思ったのだろう。しかし、彼女は少々というか大分抜けているところがある。看護師に必要な「適切な判断」というものが出来るかどうか不安なところ。その不安を掻き立てることを先日耳に入れてしまった。彼女と同じ専門学校に通っている、高校以来の友人に聞いたのだが、注射の練習を始めて半年ほど経っているのにもかかわらず未だに向上しないのだそうだ。筆記試験でもギリギリの成績。正直、卒業が危ないとかよりも、看護師として仕事を始めてもいいのかどうかだ。「重大なミスをしてしまわないか」が、僕が不安に思うところなのだ。この専門学校に居る期間内にその、「抜けた性格」というのが改善されない限り、正直患者も医師も、気が気でないだろう。医療に携わる以上、どんな些細なミスも許されないほど厳しくあってほしい。些細なことでも、発展先が大きくなってしまう可能性すら、考えうるのだから。根はすごく真面目で素直ないい子なのだ。だからこそ、伝えるべきだろう。伝えれば多少の困難はあっても、必ず改善へ向かうはず。ただ、言葉を慎重に選ぶ必要があるため、そこは友人に頼むとしよう。彼女が優秀な看護師になる日を願って。